生活保護を受ける前に
おそらくほとんどの人が、生活保護についての予備知識がないと思われます。そうなると、明らかに保護対象外であるのに申請をしてしまって、いたずらに時間を浪費してしまっただけというケースもあるわけです。
そこで、実際に生活保護を受ける前には、福祉事務所で相談するのが一般的です。福祉事務所には生活保護相談窓口があるので、そこに行って自身の生活が苦しいということを訴えることが出来ます。そうすれば、ケースワーカーと呼ばれる担当員が相談に乗ってくれます。
いきなり生活保護の申請をするよりも、先ずは彼らに相談をするのが得策であるといわれています。基本的には本人が直接出向いて行きますが、体調がすぐれないという理由などから外出することが不可能な場合には、あらかじめ電話で連絡しておけば担当者の方から出向いてくれることもあります。
この面接相談において、ケースワーカーに自分の収入や資産についての情報を伝えると、ケースワーカーの方から、利用できる制度の有無や今後の生活についてのアドバイスなどがもらえます。
実際には、この面接相談によって、生活保護申請の足きりが行われているようです。したがって、ケースワーカーから生活保護の申請をするようにアドバイスされた場合は、ほぼ保護の内定をもらったということになるわけです。
どうしても他に救済手段が見当たらず、生活保護しかないという結論に達すれば、実際に生活保護の申請を行なうことになります。